渡邊雄太選手にもっと注目を!
NBA・日本人と聞いて多くの方々が思い浮かべるのは八村塁選手だろう。
だが、現役の日本人NBAプレイヤーは2人いる。
ポジション:スモールフォワード
【略歴】
大学からアメリカに留学していた渡邊は活躍が認められ、卒業後NBAのサマーリーグというものに参加した。
サマーリーグというのはNBAのシーズンオフに行われるトーナメントで、そこでの活躍はスカウトに直結する。
サマーリーグでの活躍がスカウトの目に留まり、2018年7月にメンフィス・グリズリーズと2way契約を結んだ。
【2way契約】
2way契約というのは本契約と少し異なり、シーズンの大半はNBAの下部組織であるGリーグにてプレイをし、シーズン中で最大45日までNBAチームに所属することができる。
NBAの選手は1チームに15人登録できるのだが、2way契約の選手はその15人に含まれない為、本契約には及ばないが状況に応じてベンチに入れることができるのだ。(2way契約の選手は1チーム2人まで)
実際に渡邊雄太は2018年10月にはNBA選手登録され、2004年日本人初NBAプレイヤーとなった田臥勇太選手から14年の時を隔て、2人目のNBAプレイヤーとなった。
【プレイスタイル】
腕が長く運動能力も高い為、非常に硬いディフェンス力を誇る。
また正確な3ポイントシュートも武器としており、3ポイントが主流となった現在のリーグでは重宝される通称3&D選手と言われるタイプである。(3point&defense)
【渡邊の現在】
2年目となる今シーズンも渡辺は活躍し、Gリーグのチーム、メンフィス・ハッスルを牽引している。
つい先日1/22の試合ではキャラハイの40得点!!と大暴れし、チームを勝利に導いた。
1/22
得点:40点
フィールドゴール成功数:14本
フィールドゴール試投数:20本
3ポイント成功数:8本
3ポイント試投数:11本
得点、フィールドゴール成功数、3P成功数がキャリアハイを記録し、日々成長を続けている。
正直もう既にGリーグのランクの選手ではないと思う。
【渡邊の今後】
1/26現在今シーズンでのNBAでの試合出場はほぼなしとなっている。
12/14に八村とのNBA初の日本人対決が実現して以来、未だに出場出来ていない。
Gリーグでは自信を持ってプレイし、プレイタイムさえ貰えれば活躍できると証明しているにもかかわらず。
その理由がメンフィス・グリズリーズのチーム自体の好調さと私は考える。
今シーズンから大きくチームを一新したグリズリーズ。
若手中心にどんどん勢いを増してきており、わざわざ2way契約の選手を出す必要がないと思えるほどの活躍なのだ。
1/26現在、ウエスタンカンファレンス8位とちょうど真ん中である。
チーム再建を決意してから1年経たずしてある程度強いチームが出来ているのは素晴らしいことなのだが、そこに渡邊選手の姿がないのが本当に悔しくて仕方がない。
絶対にNBAで戦えるポテンシャルがあるのに。
このままチームのアイデンティティが確立されれば渡邊は飼い殺しのような状態になってしまう。
そうなる前にメンフィス・グリズリーズは渡邊雄太をどこかトレードに出してくれないものか。
先述した通り、渡邊は今重宝されるタイプの選手であり、オールラウンドな活躍が期待できる。
フィットするチームは十二分に見つかるはず。
どうか!どうか日本人の誇りに活躍の場を与えて欲しい…!