怪しい誘いにご注意を
今日は縁あってネットビジネスの人と会う約束をしていた。
顔も本名も知らない人に会うのは少し躊躇いがあったが、今日は珍しく夜のアカデミーのレッスン以外に予定も無く、聞くだけ聞いてみようと決意したのだった。
約束は朝10時に心斎橋。
少し早いが午前中に予定があった方が早起き出来るから良しとしよう。
ところが待ち合わせの時間を過ぎてもなんの音沙汰もない。
なめとんか。
10時30分になったところでやっと連絡が来る。
「ごめん、充電切れてた」
うーむホンマかどうか知らんがなんとも腹立たしい。
充電がある程度溜まるまで動けないとのこと。
そっちから時間指定しといてなんやねん。
結局近くのカフェに入り、待つことなんと1時間半!!
どんだけ充電の速度遅いねん。
完全に舐められている。
結局約2時間遅れで店に現れた。
おそらく30歳くらいの女性。
私を見ての第一声。
「なんか思ってたより見た目普通だね。」
正直2時間も遅刻してくる時点で信頼出来るわけもないし、一言目も誠意の込めた謝罪ではなくもう話を聞く価値すらなくなってしまった。
ていうかなんやその一言。
もっとやばい見た目だと思っていたとまで言われたが、こいつには失礼という概念がないのかと疑問に思った。
逆に2時間も待ってしまったのだから、その時間を無駄にしたくなく思ってしまい、一応話を聞いてみることにした。
端的にまとめると、とあるオンラインカジノの広告のビジネスらしい。
それを見た人間がオンラインカジノに課金すると収益が入る仕組み。
具体的にはInstagramでオンラインカジノのストーリーをアップして宣伝したり、マッチングアプリなどで出会った者にこのビジネスを紹介し宣伝する人間を増やしたりするそうだ。
彼女の言葉を借りるなら
「美味しかったラーメン屋を友達に紹介したりするでしょ?それでお金が貰えるって話」
だそうだ。
あまり詳しくはないのだが、ざっくり言うとマルチ商法みたいなものだろう。
まーーーーうさんくさい。
しかも海外の口座を作らないといけないとか、稼いだ分は確定申告してねとは言うけど個人に任せてますだとか全体的にめちゃくちゃグレーな匂い。
これは絶対関わらない方がいいなと思いながらも決め手となったのは彼女の一言。
「私もギャンブルとかゲームとか全然好きじゃないけど、勧めるだけでいいからこの仕事は出来るよ」
「なるほど。僕は自分が美味しいと思ったラーメンしか友達に勧めたくないですね。好きなラーメン食べて生きていくって決めたんで。」
お会計を済まし、外に出た。
せっかくブログを始めたし広告収入とかに興味はあるが、今回は違ったようだ。
その辺の勉強もしていかないとと思った一日だった。