デジタルデバイド
最近家にいる時間が長くなり、テレビを見る時間が増えてきた。
新しく収録がしにくい都合上、総集編といって過去に放送したものを再編集して放送している番組も多い。
ふと、昔はこういった総集編に非常にイラついていたが、今は普通に楽しんで見ていることに気がつく。
テレビにかじりついていたほどのテレビっ子だった私は、見たいと思う番組は当然毎週リアルタイムで見ていたし、場合によっては録画しつつリアルタイムで見ることもあった。
毎週欠かさず見ている私にとって、総集編は再放送でしかない。
楽しみにしていた番組が連休明けなどで総集編になった時にはプンスカ言ってたものだ。
テレビを見る時間は高校で色々あって少し減り、大学で合宿所生活になった辺りからほぼ0になった。
その影響もあってリビングのテレビは時が止まった。
未だにテレビデオなのだ。
これがリビングのテレビの横からの図。
ものすごい奥行きである。逆に3Dテレビだ。
テレビの上に乗っているのはデジタルチューナーで、デジタル放送をわざわざアナログ放送に変換して見ている。
もちろんDボタンなんてものはなく、番組に参加する権利など一切ない。
また長時間使用すると熱を発し、冬は暖房要らずという一石二鳥スタイル。
実際我が家では数年間暖房を使用していない。
思い返すのは2011年7月24日。
FNS27時間テレビの企画で、アナログ放送の終了の瞬間お昼12時ちょうどに「笑っていいとも」がスタートするという演出があった。
マンションの契約で数年はチューナーも要らず自動的にデジタル放送をアナログ放送に切り替えると聞いていたため、安心した見ていた。
しかしどうやら少し切り替えにラグが発生していたようで、12時になった瞬間画面が真っ青になった。
流れるアナウンサーの声。
「ご覧のアナログ放送はただいまを持ちまして終了致しました…」
え、いいとも見れへんの!?
と松坂家大パニック。
そのうちに青い画面が砂嵐に切り替わる。
ザーーーーーー
という雑音の中から徐々に現れるサングラス。
これは…タモさんだ!!!
拍手喝采の松坂家。
やっと切り替えが終わったようだ。
あれほどタモさんの登場に歓喜することはこれからも無いだろう。
今は暇な時間があってもYouTubeやNetflixを見る人も多いが、個人的にはテレビにもっと盛り返して欲しいと思っている。
面白い番組もまだまだあるしね。