二面性のある彼

オレ…実は室伏広治の隠し子やねん

 

 

友人からこんなセリフを吐かれた時、あなたならなんと返すだろうか?

 

 

 

嘘つくな!

 

 

当然だ。

室伏は確かに数年前に結婚したが、現時点ではその子息の存在は確認されていない。

もし本当に子供がいようものなら類稀なる運動能力を発揮し、各地のちびっこ運動会でメダルを総なめにしているに違いない。

 

 

もしくはこんなセリフを吐くのではないだろうか。

 

 

 

嘘つけ!

と。

 

 

 

この場合の「嘘つけ」は表面上は嘘をつくことを強制しているが、嘘をついていることを非難していることを表す。

つまりその実状はむしろ「嘘つくな」と同じ意味なのだ。

 

 

なんと不思議な日本語。

「嘘つくな」と「嘘つけ」が同じ意味だなんて外国人は理解出来ないんじゃないだろうか。

 

 

このように使われる状況によって同じ文でも意味が変わりうることというのは度々あるようで日本語の奥の深さを再認識させられる。

 

「嘘つけ」の場合

「嘘をつく」という行為が実現されていない状況では文字通り「嘘をつくことを命令する」意味になり、

「嘘をつく」という行為が既に実現されている状況においては「嘘をつくこを非難する」意味となる。

参考

https://www.alc.co.jp/jpn/article/faq/03/113.html

 

 

 

 

 

このような難解な構文を古くから使いこなしている人物を私は一人知っている。

 

 

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そう、ダチョウ倶楽部の面々だ。

上島竜兵が熱湯の入ったバスタブに足をかけた時言い放つ「押すなよ押すなよ」は「押せ」という意味である。

 

 

 

と無理やり関連付けるならこんな感じだとは思うが、このように「やるなと言われたら余計にやりたくなる現象」のことはカリギュラ効果と言うらしい。

んーなんか話が拗れてしまった。

とりあえず今後も記事は読むなよ!