アイドルはラブソングを歌う

生まれてこの方アイドルにハマったことがない。男性アイドルもたくさんいるが今回は特に女性アイドルについて書く。

 

子供の頃に流行っていたモーニング娘。

中学時代に一世を風靡したAKB48やKPOPも

結局ハマることなく青春時代は終わった。

 

 

別にアイドルを毛嫌いしているわけでなく、応援するスタンスがよくわからないのだ。

 

 

アイドルに恋愛はご法度。

しかしアイドルが歌う歌はほとんどがラブソングだ。

この矛盾をどうにも理解できない。

 

 

アイドルが歌うラブソングの「あなた」は誰なんなんだ?

彼女たちのファンはどういう感情でラブソングを聴いているのだろうか。

恋人が存在しないと信じて架空の相手を歌っていると思って聴くのか。

それともアイドルの「あなた」を自分に投影し、自分のことだと思い込んで聴くのか。

 

いずれにしても個人的にはリアル感を得られず、あまり共感できない。

 

 

アイドルを見て「かわいい」とか「かっこいい」とか思うことがあっても、どこか自分とは別の世界の人間というか現実味を感じず一歩引いて見てしまうのだ。

そういう意味では観客との距離が近い、いわゆる地下アイドルに傾倒する方が理解出来る。

 

しかしその考え方だと

もしかして自分は「地下アイドルくらいなら付き合える」と思っていて応援しているんじゃないかという気がしてくる。

ファンの人はそんな邪な気持ちで応援しているのだろうか。いやそういう人も一定数いるかもしれないが、大半は違うような気がする。

 

 

知り合いのジャニーズファンの人は、応援しているアイドルのYouTubeの再生回数を稼ぐため、タブレットスマホとパソコンで同時に彼の動画を1週間くらい流し続けたらしい(恐らくその人だけで再生回数、数百回程度はいってるはず)。

 

もうそこまでくると推しているアイドルと付き合いたいとかいう次元ではなく、無償の愛だ。

見返りを求めずそのアイドルに愛を注ぐことが出来る、真のファンには本当に感服する。

純粋な応援したいという気持ちが澄んでいる。

 

 

 

きっと私はそこまで出来ない。

それか単にまだビビッとくるようなアイドルに出会ってないだけか。

いずれ私にもアイドルを応援する楽しさがわかる日がくることを期待する。