慮るの違和感

慮る

 

この漢字何と読むかご存知でしょうか?

 

正解は「おもんぱかる」。

 

 

ぱ!?

 

 

ばじゃなくてぱ!?

 

 

 

この読み方を知った日からずっとなんだか気持ち悪ーい感じを覚えていたこの読み方を今回は掘り下げていこうと思う。

 

 

まず「慮る」の意味は

あれこれと思いを巡らせる。考慮する。

深く考える。

 

といったところ。

 

慮る自体は使う機会がほとんどないが、意味としてはそんなに難しくない。

 

 

ただやはりかになるのは「ぱ」という半濁音。

思いつく限り訓読みで半濁音が入る読み方は慮るだけなような気がする。

《一般(イッパン)や切符(キップ)などは音読み》

 

もしかしたら慮るが出来る由来を調べれば謎が判明するかもしれない。

ということで…

 

 

 

【由来】

「慮る」は、「おもいはかる」が原型とされている。

そこから「おもんばかる」と読み、その後「おもんばかる」から便宜上読みやすくするため、おもぱかるに変化していったという。

 

はい、ストップ。

 

便宜上読みやすくするためってなんじゃいな。

個人的には「おもんぱかる」って全然読みやすくないんですが!?

 

いくら調べても便宜上読みやすくの意味がよくわからなかった。

無念…。

 

 

おもんぱかるに至るまでにおもんばかるを経由していることもあって、

現在でもおもんばかるという読み方をしても決して間違いというわけではないようだ。

 

 

 

半濁音という唯一無二感は嫌いじゃないが、なぜ「ぱ」なのか、他になぜ訓読みには半濁音が出てこないのか、どうも腑に落ちない。

 

何故どこかの金田一先生に聞いてみたいところだ…。

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