犬も歩けば棒に当たるってなんやねん
犬も歩けば棒に当たる
ということわざを誰もが聞いたことがあるだろう。
私も小学校の時初めてこのことわざに出会い、その当時は「猿も木から落ちる」などと同じ意味で
その道に優れた者でも時には失敗することがあるみたいな意味だと誤解して覚えていた。
当時の過ちを反省し、今回は「犬も歩けば棒に当たる」の正しい意味を勉強していきたいと思う。
実はこの「犬も歩けば棒に当たる」には正しい意味が二つある。
以下wiktionaryより引用
まず一つ目
1.(原義)犬がふらふら出歩くと、棒で殴られるような災難に遭ったりする。じっとしていれば良いのに、余計な行動を起こすべきでないとの戒め。
うん、犬がふらふら出歩くと棒で殴られることなんかなくね!??
入ったらあかんとこ入ったとかかな?
人ん家の敷居でうんこしたとかかな?
そんな些細なことで殴られるなんて酷い人間のエゴである。
それを災難呼ばわりだなんてどうかしている。
道具を使う動物は人以外にも少なからずいるだろう。しかし犬という大型の哺乳類を棒で殴ることのできる動物なんてまあ人であるとみて間違いない。
災難と呼んでどうしようもなかった不幸な出来事風に仕立て上げているが、人間の意図が介入していることは言うまでもないのだ。
別に動物愛護団体でもないがこれは流石にワンちゃんが可哀想だ。
棒という言葉にも色々含みがあり、考え方によっては棒のランクが変わってくる。
最強で昔話で鬼が持っているランクの棒まで考え得る。そこまでいくと殺傷能力が高すぎる。
犬は別に悪いことしていないのに。
これはかの犬将軍、徳川綱吉もガチギレ間違いなしの案件だ。
次に二つ目の意味
2.(俗用)行動を起こすと、幸運なことでも、災難なことでも、何らかの経験をすることができる。じっとしていると、そのようなことはできないので、積極的に行動すべきである。
さっきと言ってることが真逆やんけぇぇええ!!
ていうか棒に当たるのが幸運てなんやねん。
犬はガリガリ君を買うこと自体出来ないから、その当たったガリガリ君絶対人間が独り占めしますやん。
結局人間のエゴか?
行動を起こすと災難にあったり幸運にあったりするよって言われたとて我々は一体何をしたらいいんだろうか?
余計なことすんなと言われ、とりあえずやってみろと言われ中間管理職の辛さが身にしみてわかることわざである。
もしかして最終このことわざが言いたいことは「中間管理職は大変だぞ。課長はちゃんと敬え」みたいなことなのかもしれない。
果たしてこのことわざをちゃんと使い分けることのできる人はいるのだろうか…。
(初めは1の原義で使われ、徐々に2の俗用が広まり、今では2が主流の使われ方をしているそうです。)
引用
https://ja.m.wiktionary.org/wiki/犬も歩けば棒に当たる