とりあえず天井にボールを挟みましょう

学校の七不思議。

皆も一度は耳にしたことがあるだろう。

七不思議という言葉は聞いたことあるけれどその7つの内容までは把握していない人がほとんどだろう。

かくいう私もいまいちわかっていない。

 

 

 

 

ただ一番不思議だと思うのは体育館の天井に挟まったバレーボールだ。

小中高と全ての体育館の天井にすっぽりと入っていたのを覚えている。

 

 

そもそもあんな高くまでボールは飛ぶのだろうかという疑問がある。

もちろん体育館の天井の高さにもよるのだが、相当な怪力じゃないと挟まるスタートラインにすら立つことができない。

 

そこで更なるハードルが、高く舞い上がったボールがちょうど良く鉄骨の間に挟まるという確率である。

 

人並外れたパワーと類稀なる豪運を持ち合わせた「選ばれし者」こそがバレーボールを天井に挟む権利を有する。

 

 

 

 

 

私はそんな本当に存在するかも怪しい存在を易々と認めるつもりはない。

むしろわざと挟んでる説を提唱したいと思う。

 

『定礎』

 

と書かれた石のプレートが、マンションやビルの下に埋め込まれているのを見たことがあろうだろう。

これは単純に建物の竣工を祝うだけのものではない。

 

 

ある程度工事工程が終わった時に、仕上げとなる工事の安全祈願やの永遠に堅固であるようにといった願いを込める儀式が行われるのだ。

それが定礎式というものである。

 

 

 

 

 

つまりバレーボールを天井に挟むのが体育館流の定礎式なのではないかということである。

 

そもそも「天井にボールが挟まっているのを見たことある人」に対し、

「天井にボールを挟んだ人」もしくは「ボールが挟まる瞬間を目撃した人」がいなさ過ぎる。

いなさすぎるというか見たことも聞いたこともない。

 

 

だからあのバレーボールには安全祈願のご利益があるんじゃないかと思う。

よくよく考えればあのボールが落ちてこないのもある意味鉄骨がしっかりしている証拠でもある。

 

あやかりたいあやかりたい。