散髪が面倒
先日髪を切った。
私は髪を切るのがめちゃくちゃ面倒だ。
どうやっても避けられないイベントなのになんでお金を払わないといけないんだと本気で思っている。
髪が伸びるのは生理現象。
いつか必ずやってくるもの。
お腹が空いたり、トイレに行きたくなったりするのと同じと言っても過言ではない。
避けられない運命なのだ。
私はなるべく髪を切る回数を少なくする為、一回で「なるべく短く切ってください」と中学生みたいな注文をしている。
しかもなにか具体的な理想があるわけでもなく「短く切ってください」とだけ言うのだ。
流行りの髪型など分からないし、自分にどんな髪型が似合うかも想像つかない。
下手に希望を出すよりプロに任せるのが一番良いと思っているのだ。
そもそも今の自分の社会的身分からすると、特に髪型にこだわる必要自体がない。
よく考えたら(考えなくても)美容院に来て髪を短く切るなんて当たり前で、美容師からするとどんな髪型が良いのかという情報は全くない。
注文がアバウト過ぎるくせに当然のように言うから大概美容師の方は狼狽る。
我ながら本当に迷惑な客だと思う。
しかも施術中に普通の人が読むであろうファッション誌やヘアカタログなどに一切興味がない。
普通にジャンプを置いていて欲しいと切に願っている。
その為気を遣って美容師の方が話しかけてくれるのだが、大概美容院に行く時はウトウトしていて美容師の方への対応すら大分おざなりである。
多分かなりだるそうにしていると思う。
良いところが何もない客だ。
最低だ。
それでも美容師さん、流石プロ。
適当な注文にもかかわらずしっかり自然な髪型に仕上げてくる。
最後にはセットまでしてくれる。
本当にありがたい限りである。
切るまではだるいけど切ったらサッパリして気持ち良い。
むしろ切るのだるいのは美容師さんの方だろなと思いながらも通ってます。