名探偵コナン 紺青の拳を観て
劇場にも観に行った(無論一人で)作品だが今夜金曜ロードSHOW!でおさらいしたゾッ!
以下ネタバレ含む。
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』
【あらすじ】
シンガポールで行われる空手トーナメント。
その優勝商品は伝説のブルーサファイア「紺青の拳(フィスト)」。
紺青の拳を巡り、起こってしまった殺人事件。
宝石を狙ってシンガポールに現れた怪盗キッドと、キッドに巻き込まれる形で無理やり連れて来られたコナン。
そして鈴木園子の恋人である京極真はトーナメント優勝を目指す。
しかしそこには恐るべき陰謀と犯人の大いなる野望が隠されていた…。
【紺青の拳のここを見よ!】
ストーリーは見てもらわないとわからない部分も多いだろうからここで主要人物の松坂的見所を紹介しよう。
⚫️アーサー・ヒライの名推理
「残ってるじゃねえか…一発逆転の奥の手が!」
「名探偵コナン」の主人公といえばもちろんこの人、アーサー・ヒライ!
と、まあ冗談は程々にしてこいつはもちろんコナン。
キッドに無理やり連れてこられて現地人のフリをする江戸川コナン(工藤新一)。ややこしや。
ちょっと浅黒くして現地人感を無理やり出してます。
キッドと協力しつつ、やっぱり事件の謎を解いていくのはこの人しかいないっすね。
物語後半では犯人にカマをかけるところが知的でイカス。
劇場版恒例の「らーーーん!!」のシーンもあるけど、今作では園子がヒロイン的ポジションにいる分いつもより蘭のピンチ感は足りてない印象。
また、アーサーと名乗っていて合法的に蘭姉ちゃんと絡めない為、新一のフリをしている怪盗キッドにめちゃくちゃ嫉妬する。
わなわなしているヒライは結構かわいい。
最後はちゃんと蘭はキッドと気づいていたことが発覚し、コナン君一安心。
「バーロー。ずっと一緒にいたっつうの」とか言ってるが浅黒くしてメガネ外しただけの激甘変装でバレなかったことは奇跡的だからもっと喜んだ方が良いと思う。
⚫️京極さんの超人的強さ
「住居不法侵入…ですよね?」
空手400戦無敗の男京極さん。
今作でも人間離れした力を見せつけてくれる。
その超人ぶりをざっと挙げていこう。
・鉄の槍を素手でベコベコにする圧倒的握力。
・コナンの遠距離サッカーボール狙撃に拳一つで超反応。サッカーボールは跡形もなく破裂。
・空手の試合で一撃でアフロ選手を粉砕。相手は10mくらい吹っ飛んだ。
・園子を背負いながら、銃火器を携えたマフィア数百人を相手に獅子奮迅の大立ち回り。
最終的にスーパーサイヤ人4に覚醒し、シンガポールの空手チャンピオンを一撃で彼方に葬る。
京極真(スーパーサイヤ人4)
⚫️真犯人の野望
コナン映画あるあるっちゃあるあるなのだが、1番の見せ場のシーンは結構アクションだったりする。(今回だと京極さんのスーパーサイヤ人4覚醒)
つまるところ、犯人が誰かっていうのはあまり重要じゃなかったり、そもそもわかってしまってたりするのだ。
正直今回もある程度フィクション作品を見たことある人なら全員犯人は気付いてたような気がする。
「BLEACH」の市丸ギンしかり、何にせよ友好的な細目には気を付けようという話だ。
市丸ギン先輩
毎度のことながら犯人の思惑とかが発覚してからも街が破壊されたり、金銭的被害は甚大だ。
ロケットランチャーとか普通にぶっ放しているから笑ってしまう。
【まとめ】
めちゃくちゃ面白かった。
男なら誰もが憧れる「封印していた力を解放する」シーンがカッコよすぎる。
単純な暴力ではなく、守るべき者の為に振るう拳の強さを教えてくれた。
生憎常人は京極さんのような戦闘力はないが、そのメンタリティは男なら誰もが見習うべきだ。
あと髪下ろした園子が思いの外かわいくてヒロイン交代すべきでは?という考えも街から聞こえてくるだろう。
ただ髪を下ろして角をなくした蘭もかわいい可能性がある為、まだ議論の余地はあると言える。
またアクションに重きを置くとどうしてもトリックが雑だったり犯行動機がめちゃくちゃだったりすることが多々ある中、
今作は犯人の目的も一応筋が通っていて納得の出来るものだった。
「純黒の悪夢」と同じようにミステリーというよりキャラ魅せの色が強い作品だったが、元々京極さんが好きなこともあり個人的には大満足だった。
新作も早く観たいぜ!