心の中にガンマンを
テスト期間で部活が休みになった。
机に向かわなくてはならない。
でもなんとなくやる気が出ない。
しばらくしてやる気になってから勉強頑張ろう。
と思って一生机に座らない、なんてことは皆さん一度は経験したことがあるだろう。
もちろん勉強には限らない。
そろそろ起きなくてはいけないけれど身体を起こすのが面倒、部屋の片付けが面倒、ブログの記事を考えるのが面倒、髪を切るのが面倒、風呂に入るのが面倒。
人は予想以上に怠惰な生き物だ。
人生全体で見てみた時にもしかしたら人は「何かをやっている時間」より「何もやらなかった時間」の方が長いかもしれない。
そんな時、とりあえず始めてみるというのは非常に重要。
心理学で「作業興奮」という言葉があるそうだ。
嫌々でもまず手を動かしてみる。すると脳の側坐核という部分が刺激され活発化されてくる。
作業することで作業が進むようになる。
重い鉄の塊である飛行機が、飛んでいるからこそ落ちないのと同じようなものかもしれない。
つまりやる気を出すためにはやる気を出してとりあえず始めなくてはならないのだ。
刹那のすれ違い。悲しいかな完全に矛盾を孕んでいる。
脳の構造的にもうめっちゃくちゃめんどくさがりな生物なわけだ。
そんな時心の中にガンマンを召喚する。
ステレオタイプの西部劇でよく出てくる
「後ろを向き合って3歩ずつ歩いたら振り返ってBANG!」みたいなノリのあれだ。
ガンマンが歩き出したら3歩目のBANG!では否が応でも動き出そう。
自分に与えられた猶予はせいぜい3秒といったところか。
3秒の間で意を決して無理やり身体を動かす。
それで人生で無駄にしてきた時間はある程度返ってくるはずだ。
と、まあ珍しくめちゃくちゃありきたりな自己啓発系の記事になってしまったので
最後に世界を股にかける美食家トリコさんの名言でお別れだ。