入社した会社の研修がヤバかった件 初日

先日アカデミーの帰りに、たまたま前の会社のグループ会社の同期に出くわした。(私がいた会社は建設業なのだが、グループでマンションの管理会社などもやっている)

 

そこで少しだけ会社のことを思い出したので今回はそれについて記す。

 

 

 

入社後すぐに東京の本社にて、グループ会社も総動員の数百人規模での基礎的な研修を行った。

会社の歴史であったり社会人としてのマナーなど座学的な講座を行うのがメインであった。

数時間の講義を終えたのち、同期でご飯に行く者もいれば、そのまま滞在しているホテルに帰るものもいた。

 

 

 

 

 

しかしその中で3日間泊まり込みの研修が存在した。

この合宿研修がなかなか手強いものだったのだ。

都会からバスで揺られること数時間。

辿り着いたのは何県かもよくわからない山奥。

小学生が自然学校などの行事で利用するような宿泊施設だった。

 

 

 

 

そしていきなりケータイと財布を人事に没収された。

意味がわからない。

我々は一体何歳なのだろうか。

働くというのは自由を奪われるということなのだろうか。

ここから逃げることすらもう出来ない。

 

 

述べられた研修のルールと目標。

細かくは覚えていないが

•時間厳守

•落伍者を出さない

•大きな声で返事、挨拶

などであった。

 

 

 

そこから厳しいメガネの人事の言う通りひたすら団体行動を行う。

時間内に決められた陣形を作り、その速さや正確さで評価された。

正直なにをしているのかさっぱりわからなかった。

 

そしてそれらのワークの中で声が小さかったり、自主性が無かったりするとめちゃくちゃ怒られた。

いい歳して大人に怒られるとまあまあ嫌な気分になる。

 

 

 

宗教じみたものを感じたのが社訓の斉唱であった。

座学の研修時に習った、読み上げると30〜40秒程度の社訓を大声で叫ぶという側から見るとかなり怖い絵面。

もちろん覚えていなかったり、声が小さかったりすると不合格で何回もやらされる羽目になる。

 

問題なのはグループ会社も合同でやっているということで、私のようにに4年制の大学を出た者ばかりではないというところだ。

高卒の子もいれば技術系でどちらかというと引っ込み思案の子などもたくさんいる。

彼らからしたらこれ程まで自分を露わにしなければならないのはかなり苦痛だったと想像される。

 

 

 

 

何もかもがよくわからないまま1日を終え、就寝した。

そして眠りにつく頃皆が思っていたのはたった一つだった。

 

 

「オレ、入る会社間違えたかな…」

 

 

 

 

次回、2日目に続く!!