ボジョレーヌーボーのような存在でありたい

ボジョレーヌーボー(Beaujolais Nouveau)とは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で造られる赤ワインで、その年に収穫されたブドウをごく短期間で造る「新酒」にあたる。

 

 

ワインをほとんど飲まない私からすると縁の無い飲み物ではあるがそのキャッチコピーには毎度目を引かれる。

このキャッチコピーは『販売業者』なるものが誇張しまくって売り出すそうだ。

 

 

 

 

では2000年からボジョレーヌーボーのキャッチコピーを振り返っていこう。

ーーーーーーーーー

参考

https://www.nico-bar.net/nicobar/nouveau/catch.html

 

 

 

 

2000年「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」

2001年「ここ10年で最もいい出来栄え」

2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」

2003年「110年ぶりの当たり年」

2004年「香りが強く中々の出来栄え」

2005年「タフな03年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」

2006年「今も語り継がれる76年や05年に近い出来」

2007年「柔らかく果実味豊かで上質な味わい」

2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」

2009年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」

2010年「2009年と同等の出来」

2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」

2012年「史上最悪の不作だが品質は良く健全。糖度と酸度のバランスが良く軽やか」

2013年「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」

2014年「太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」

2015年「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」

2016年「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」

2017年「豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい」   

2018年「しっかりとして味わい深く、同時になめらかで複雑」。「2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう」

2019年 有望だが、生産者のテクニックが重要な年*

 

 

 

総じてベタ褒め。

ブドウが不作だった2012年を除き、あらゆるボキャブラリーでその素晴らしさを表現している。

その2012年すらボジョレー自体の品質は保証している。

 

 

その中でも恐らくこの20年間でのNo. 1は2011年の『100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え』だろう。

 

次点が2003年の『110年ぶりの当たり年』くらいか。

 

100年に1度をたった8年で余裕で更新するインフレ具合。50年に一度とか過去のものを引き合いに出して匹敵するなんてのもある。

これにはベジータ先輩もご立腹。

 

f:id:papiconoco:20200415215938j:image

 

 

 

 

見ていただいた通り、ボジョレーヌーボーは常に過去の自分を超え続ける。

毎年アップグレードを続けるボジョレーを見習って、毎日アップグレードで進化し続ける自分でありたい。

 

毎年ボジョレーヌーボーの解禁は11月の第3木曜日。2020年の解禁はまだまだ先だ。

 

その頃には『過去最高の松坂』でいれるように努力しよう。

 

 

 

 

 

めちゃくちゃ余談だが子供の頃『ボジョレーヌーボー解禁』ってなんか勝手にやらしい意味だと思ってたよね。みんなわかるよね?