バスケがしたいです……
私の家の近くにはバスケットコートがある。
そこでたまにバスケのシュート練習(シューティング)をしにいくことがあったのだが、ここ1年くらいは出来ていなかった。
今日思い立って久々にバスケをしようと、昔使っていたボールを取り出すとどこか穴が空いているのか空気が入らない。
諦めて新しいボールを購入し、意気揚々とコートに向かった朝10時。
中学生が多すぎる。
断念。
家で作業をし、もう空いているだろうと再びコートに向かった14時。
中学生が多すぎる。
断念。
まあ別に中学生がいてもシューティングは出来るのだが、接触してしまってもいけないし、そもそも気まずい。
みんな仲良さそうにシュートする中、一人だけ黙々とシュートする成人男性が混ざっているのは不自然だ。
絶対「なにあいつ」みたいにコソコソ言われる。
根が陰の者である私はそんなの耐えられない。
こうなったらもう中学生が帰っているであろう時間を攻めようと暗くなってからコートに向かった19時。
暗くても声のトーンや背丈などで中学生の存在はわかる。
中学生は4人いるがギリ許容範囲。
やろう!
NBAのプレイを見過ぎて理想の動きには程遠いが、日頃の運動不足を解消しようと必死にシュートする。
シューティングあるあるなのだが、自分のボールがどっかに飛んでいって他の人が取ってくれたらお礼を言う。
暗くてもう顔が見えていないから10歳は年下の中学生に余裕で「サンキュー」と言われたが、そんなことは気にしない。
めちゃくちゃ渋い声で「小僧、敬語って知ってるか?」と言おうかとも思ったがここは我慢。
膝がパキパキいって悲しい気持ちになりながらも私なりにバスケを楽しんだ。
しかしほんの20分くらいして現れた4人組。
この背丈、この会話内容…これは高校生だ!
もうね、高校生とか怖いの。
群れで来たら。
無理無理。なに言われるかわかんない。
すぐさま尻尾を巻いて逃げ出した。
みんな学校に行けなくて辛いのだろう。
どの時間帯でも学生がコートを使っていた。
部活も無いだろうから身体動かしたいよなぁと同情しつつも、絡み過ぎんのにも注意しぃやと心の中で警告。
私みたいな独り者の居場所はどうやら早朝しか無さそうだ。
と、いうことで明日から5時半起床でコートに行こうかな。