音読み訓読み 宵闇風あざみ

漢字には音読みと訓読みと二つの読み方がある。

 

音読みとは元々中国語としての漢字の発音に基づく読み方。

一方の訓読みは、漢字の持つ意味を日本語に翻訳した読み方だ。

 

 

こういった意味の違いから音を聞いただけで意味が伝わるかどうかで音読み訓読みの区別は可能である。

 

【例】海

「カイ」という音だけでは会なのか回なのか海なのか意味がわからない。

「うみ」という読み方だと音だけでも何を表しているかわかる。

 

 

 

 

 

また訓読みは意味から合わせていくため、漢字によっては非常に多くの読み方を持つことになる。

その顕著な例として挙げられるのが「生」という字。

なんと「生」には100種類以上の読み方があるといわれている。

 

 

 

参考

日本漢字能力検定

https://www.kanken.or.jp/kanken/trivia/category01/16020101.html

 

 

 

音読みとしてセイやショウは当然のことながら、なんといっても訓読みの読み方が多い。

生物と書けば「なま(もの)」、

生垣と書けば「いけ(がき)」、

芝生と書けば「(しば)ふ」、

生憎と書けば「あい(にく)」、

生粋と書けば「きっ(すい)」、

羽生と書けば「(は)ぶ」、

相生と書けば「(あい)おい」、

生業と書けば「なり(わい)」、

麻生と書けば「(あ)そう」

 

などと挙げていけばキリがない。

 

 

明確に数えたソースがない為、具体的な数は分からないが読み方一番多い漢字だと言われている。

 

 

 

 

逆に読み方が一種類しかない漢字はご存知だろうか?

 

それは「死」。

読み方は音読みも訓読みも同じで「シ」のみ。

 

 

 

 

生き方は人それぞれ。

どんな過程があるかは千差万別、十人十色。

しかし行き着く先は一つで死のみ。

 

なかなか面白い話だと思った。

 

 

 

 

ps.訓読みの「訓(クン)」は音読み。

どないやねん