四六時中 君に夢中

突然の暑さに袖の長さが定まらない最近、そろそろ夏の歌なんかも聴きたくなる。

まだ早とちりだがサザンオールスターズの「真夏の果実」は言わずと知れた名曲だ。

 

そのサビ。

 

 

四六時中も好きと言って

 

 

四六時中…一日中・いつも

みたいな意味だがなぜこう表現するのだろうか。

4×6=24

一日は24時間だからというところまではすいそくできるがなぜ4と6なのか。

 

調べてみたゾッ。

 

 

 

 

かつて一日の時間は干支を用いて12に分けられていた。

子・1

牛・2

寅・3

卯・4

辰・5

巳・6

馬・7

未・8

申・9

酉・10

犬・11

亥・12

 

 

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今の時計に似た形で表すとこうなる。

画像はhttps://temple.nichiren.or.jp/6011094-shorinji/2013/02/id69/より拝借。

それぞれの干支に2時間ごと与えられていることだ。

幽霊がよく出ると言われる丑三つ時というのは丑の刻をさらに四つに分けた時の三番目の時間、具体的には午前2時〜2時半までを言うそうだ。

実に面白い。

 

 

 

そしてこの12分割の時間の区分けが使われていた頃、「二六時中」という言葉が一日中の表現だった。2×6=12だ。

 

そして1日が24時間制になった時にアレンジを加え、四六時中が生まれた。

元は12を表すために出来た言葉だったから1×12,2×6,3×4しかパターンがなかったのだ。

この三択ならまあ2×6になりそうな気がする。

 

 

余談だが制汗スプレーの8×4はドイツでの開発時に含まれていた有効成分(正式科学名称:Hexachlordihydroxydiphenylmethan

が32文字から成ることに由来する。

 

8×4になったのは最終的に広告上便利で且つアピール度が高いから、だそうだ。

よくわからんね。